○○さんに△△されたから、言い返して言葉で攻撃したんだ~。と聞かされると、何かされたらやり返してもいいわけでは決してありませんが、まだその人の心理は理解できますよね(その△△がどれだけひどいことかにもよりますが)。
まぁそれだけのことされたら何か言い返したくもなるよね…って共感はできます。(引き寄せの法則を知っているなら、相手が悪くても絶対やり返しちゃだめなのはわかると思いますけど・笑)
でも私が理解できないのは、芸能人をやたら攻撃する人や、リアルでも誰かのことを、その人に何かされたわけでもないのに攻撃したり意地悪したり直接でなくとも陰で攻撃する人。そういうのを聞いたり見たりしたら気分のいいものではありませんが、『やめなよ』と言える間柄でもなければ、黙って聞いているしかなく、そういう人がそばにいるととても疲れちゃいます。今日はそんな人たちの行動心理、例をあげてみていきたいと思います。
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ネットで芸能人を攻撃している人を見たことはありませんか?
毎日ネットを目にする機会がある人たちが多くなってきた今、見たくもないのに、芸能人を攻撃しこきおろすような書き込みをしている人を見かけてしまって嫌な思いをした、ということってありませんか?
その相手が自分も嫌いな芸能人ならまだしも、自分は何とも思っていない芸能人や、逆に自分が大好きな芸能人のことを悪く書く人をみると嫌な気持ちになりますよね。
私はたまに、ウォーキングデッドという海外ドラマの感想をこのブログで書いたりしていますが、そのドラマのキャストの中に、出産を終えてすぐに出演されている女優さんがいます。
それがこちらのタラという女性の役をしている、アラナ・マスターソン。
このタラちゃん(アラナ)が、あるころから突然太ったことで、彼女を批判する人が世界中でたくさん出てきたのです。
確かにドラマを見ているだけなら、女優のましてや海外の方だったら調べない限りどんなプライベートかは知る機会もなく、理由もわからないので、突然ドラマの途中で太ったように見えたことで戸惑った視聴者がたくさんいたことと思います。
私は出産経験があるので、その太り方や体型から、出産したのかな?と想像がつきましたが、そうとわからない人たち、あるいは、知っていたとしても、それが仕方のないことだとか大変なことだと想像できない人たちが悲しいことに世の中にはたくさんいるようで、アラナ・マスターソンのインスタグラムに誹謗中傷のコメントが相次いだそうです。
ひどいですよね…。
そこで彼女は、インスタで、体型に関する誹謗中傷に次のように返したそうです。
『親愛なるインスタの荒らしさんと、身体について
名誉を傷つける人たちへ。そして私の体重についてコメントすることが
OKだと考えてる男女へ。あなたたちが子供を授かってないことを願うわ。
もし子供がいるなら、親切心と寛容さを
あなたたちに教えてあげる。そんなことで人を物笑いの種にするのは
ダメだって学ぶことを願うわ。いつの日か親になったら学ぶことを願うわ。
思いやりがあり、無償の愛を注ぐ親に、
働く親になることを願うわ。その酷い頭で理解出来ないのなら、私が一年中赤ちゃんに
お乳をやりながら、車の上に登って、ジョージアの暑い夏の中で
ウォーカーに囲まれて、重労働を決断して
スケジュールを組んだことを考えて?私の胸が大きすぎとか、デブだとかのコメントをする前に、
知らなかったのなら、この小さな女の子がベストな人生を
スタートさせたことを知って欲しい。私はこの体型を変える気はさらさらないわ。
私はこの子の小さな身体が育つ為に、
充分なミルクをあげる為にも、喜んで食べ続けるわ。あなたたちも子供じみた真似をしなさんな!
あなたがそんな臆病ないじめっ子に育ち、
さぞかしママも恥じてることでしょうよ。いや、iPhoneやPCの後ろに隠れて、荒らしをするあなたを、
どれほど勇気がある人だと思うでしょう?私は赤ちゃんが生まれ、お乳をあげる男女が好きよ。
私が毎日17時間撮影で働いて、自分でスタントも
頑張ってることも考えて?お互いに思いやりを持ちましょう?
今こそこれまで以上にそれが必要よ。』
(もっさんのブログからそのまま使わせていただきました。素晴らしいシェアをありがとうございます。)
素敵な返しですよね。同じ出産経験者で太ったことを気にしている私としては、アラナに対する誹謗中傷は本当に心痛いものでした。(あ、私の今の体型は出産後3年もたっても戻ってないので、出産を言い訳にできないただのデブなんですけど・笑)
出産を終えて間もないのに、ドラマの為に復帰し、赤ちゃんに授乳しながらその合間にスタントもこなしている彼女は本当に女優としても母親としても立派です。
私はインスタをやっていませんが、世界で多くの人たちがアラナの体型を馬鹿にし攻撃していたと知って大変ショックでした。
そこまでのことになっているということを知る前なんですが、私はネット上でウォーキングデッドについて語るコミュニティに属していて、そこで彼女のことを話題にするときに『あの豚女がww』と毎回書き込む男性がいて、本当に悲しい思いをしたことがありました。でもみんな大人でその人の書き込みはスルーしていてそれは良かったのですが、管理人が諫める、などの対応がなくて、その男性は何度も何度も『豚女、デブ女』などと連呼するのでとても嫌な気持ちになり、私はそのコミュニティに顔を出すのはやめました。
出産後太っているのは当たり前です。芸能人だと、出産後すぐに急激に痩せていたりするのでそれが当たり前だと勘違いしている人もいるのかもしれません。それ全然当たり前じゃありませんから!!
アラナの書いている通り、ミルクではなくおっぱいをあげていたら、栄養を奪われるのでたくさん食べないといけないし、そんな中で炎天下の中スタントもこなしながら仕事をしている彼女ならもっともっと体力がいったはず。そこまでして頑張っている人をどうしてバカにできるのでしょうか。
というかそもそも、例え出産などの理由がなく、自然に太っていたとしても、人の体型を攻撃する必要はないはずです。
なぜこんなにも多くの人がアラナに対してこのような攻撃をしたのでしょうか?
コンプレックスを自ら宣伝する人たち…
私は前にも、悪口はブーメランという内容の記事を書きました。読んで頂いた方には詳しく言わなくてもわかりますね。自分のコンプレックスの裏返しで誰かを攻撃したくなるのです。
『悪口はブーメラン』を知っている人からみれば、誰かが誰かを攻撃している時、自分のコンプレックスを大声で宣伝しているようなものであることが一目瞭然です。
タラちゃん(アラナ)の体型を馬鹿にした人の場合
アラナが太っていることを強烈に攻撃している人は、
- 自分自身太っている
- 今は痩せているが以前太っていた
- 今の痩せている体型を維持するためにいつも必死に努力している
- 太っている痩せているとかではなくそもそも自分の容姿にコンプレックスがある
こういった可能性が考えられます。
つまり自分の気にしている部分を他人に投影してムカついているのです。ネットスラングでいうところの『自己紹介乙(悪口を相手に言っているつもりが自分のことを言っているので自己紹介しているんだね、お疲れ様(嫌味)、の略)』です。
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私の昔の同僚の場合
私の昔々にバイトしていた職場にもいました。歩いていてすれ違う人の容姿を常にチェックしては、あいつはブスだのこいつはデブだの言う子が…。それをその子は平気で自分の旦那さんの前でも言うので、ある日旦那さんに言われたそうです。
『お前も結構なブスやで』と(笑)
旦那さん…!!!(笑)仮にもあなたが好きになった相手でしょうに…とは思いますが、旦那さんとしても、見ず知らずの他人の容姿を奥さんがバカにしているのをいつも聞かされていて、いい気分ではなかったのが限界がきたんでしょうね。
ここで重要なのはその彼女が本当にブスであるかどうかではなく、彼女自身が自分をブスだと思い気にしている、ということなんです。彼女は旦那さんに『お前もブス』と言われて『わかってるし!』と答えたそうなんですが、つまり自分はブスだと思っていてそれを気にしているからこそ、彼女の思う、他人の容姿の欠点(彼女が思うだけでそれが本当にその人の欠点というわけではありません)が目について仕方ないんですよね。で、そのコンプレックスの裏返しで他人を罵倒して攻撃してしまうと。
私の場合
確かに私も太っていることを気にしているので、街を歩いていたら、同じく太っている人についつい目がいき、『私もはたから見たらあんななのか…』と落ち込みます…( ꒪⌓꒪)←失礼
攻撃はしませんけどね。人のこと言えませんし、誰かを悪く言ったら自分に返ってきますしね(そもそも返ってこないとしてもそんなこと言おうとも思いませんけど)。
なぜ自分のコンプレックスが原因で攻撃してしまうのか
コンプレックスがあるから、その自分の嫌いな部分を持っている人が気になり、攻撃してしまう人がいるということですが、自分の嫌な部分を持っている人が無意識に気になりイライラする、まではみんなそうなので、仕方ないとしても、気になるだけでなく、その先へ悪い方向に進んで、なぜか相手を攻撃してしまう人は、そんなことをして一体何のメリットがあると思いますか?
被害を受けたわけでもないのに誰かを攻撃する!なんてことをしたことのない人は、メリットは全く思いつかないですよね。私にもなんでそんなことをするのかさーっぱりわかりません。人を攻撃したら自分に返ってくることを知っていれば、メリットなんて何一つないのがわかりますし。
しかし、(自分が実は気にしている部分を持っている人を)攻撃している人は、相手を攻撃することで、自分はあぁではない、自分はあいつよりましだ、と自分に言い聞かせて自分のことを守っているつもりなのです。もちろん本人にはその自覚はありません。
『ブスwww』(あの人に比べたら私はまだマシだわ!)
『あいつ○○したらしいよ、ほんとバカだよね』(あんなこと絶対しない自分は頭がいいんだぜ)
『あいつ俺知ってるぜ!って感じでしゃべってくるのがマジうぜ~』(自分は知っててもあんな自慢げに話さない謙虚な人間です)
とこんな感じで、()内は本人は気づいていないけれど誰かを低く落として自分の自尊心を守っているつもりなのです。
攻撃しているのは相手ではなく実は…
相手を攻撃して自分の自尊心を守っているつもりなのですが、実は攻撃しているのは他でもない自分自身です。
なぜなら潜在意識は主語を理解できないから。
「あいつはバカだ」
といえば
「私はバカだ」
と言っているように潜在意識は受け取ります。
だから、誰かを攻撃して悦に入っている人を見たらイライラするのではなく、『自分のこと言ってる』『自分のこと攻撃してるって知らないんだな、かわいそうに…』という目で見て気にしないようにしましょう。そしてもしもこれを読んでいるあなたが自分も何もされていない他人にイライラして攻撃してることがあるわ、というタイプなら…今すぐに自分のためにやめましょう。
自分=他人なのです。そんなわけないだろ(笑)と思う方はこちらの記事も読んでみてください↓
みんなおんなじ!ワンネスを知れば他人に優しくなれる!
他人を攻撃する心理についてはまだまだありますので、またパート2を書きたいと思います。
本日もここまでお読みいただいてありがとうございました。あなたにたくさんの奇跡が起こりますように☆
waheguru♡
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